韓国裁判所が、特殊公務執行妨害などの容疑で内乱特別検察官(特検)が請求した尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の逮捕状を棄却した。 内乱特検は25日午後、「裁判所は昨日請求した尹錫悦前大統領に対する逮捕状について、被疑者が特検の出頭要請があった場合、これに応じる意思を示しているという理由で、棄却した」と発表した。また「尹前大統領および弁護人に6月28日午前9時に出頭を要請する旨を通知した」とし、「出頭要請に応じなかった場合、逮捕状の請求を検討する」と付け加えた。 内乱特検は前日午後5時50分頃、大統領警護処に自身に対する逮捕状の執行を阻止するよう指示した疑いなどを適用し、尹前大統領に対する逮捕状をソウル中央地裁に請求した。尹前大統領は非常戒厳直後の昨年12月4日から、警護処に捜査機関の関係者を官邸に一歩も入れないように指示した疑いなどが持たれている。さらに、戒厳に動員された主要軍司令官の盗聴防止機能付電話(秘話フォン)を遠隔で削除するよう警護処に指示した容疑(大統領警護法の職権乱用教授)もかけられている。 キム・ジウン記者 (お問い合わせ [email protected] )