[ラマラ(ヨルダン川西岸) 25日 ロイター] – パレスチナのヨルダン川西岸地区で25日、イスラエル入植者数十人が同地区の町を襲撃し、衝突が発生、現場に派遣されたイスラエルの治安部隊がパレスチナ人3人を殺害した。 イスラエル軍とパレスチナ当局が明らかにした。他にパレスチナ人7人が負傷した。現場は中心都市ラマラ北東にある町カフル・マリク。 イスラエル軍の声明によると、イスラエル人入植者が放火行為を行ったことを受けて、投石など衝突が発生。現場に派遣されたイスラエル軍・警察に一部のパレスチナ人が発砲したり、投石するなどしたため、部隊が発砲した。この事件でイスラエル人5人が逮捕された。 パレスチナ自治政府のアッバス議長の側近はXへの投稿で「イスラエル政府は、その行動と決定を通じて、この地域を爆発寸前まで追い込んでいる」とし「国際社会に対し、パレスチナ人を守るため、緊急に介入するよう求める」と訴えた。