何者かに自分のキャッシュカードを譲り渡したなどとして、栃木県内に住む男が26日に逮捕されました。男の口座は、不正送金先として使用されていたとみられています。 犯罪収益移転防止法違反の疑いで逮捕されたのは、栃木県宇都宮市石井町に住む会社員の男(23)です。 警察によりますと、男は今年2月ごろから3月ごろの間、何者かに自分の預金口座のキャッシュカードを譲り渡した疑いが持たれています。 警察に情報提供があり発覚。男の口座は不正送金先として使用されていたとみられています。 警察の調べに対し、「犯罪に使われると知りながら譲り渡したことは間違いない」などと認めていて、スマホのアプリで知り合った人物に譲り渡したという趣旨の供述をしているということです。 男はほかにも何者かに口座を譲り渡していたとみられ、中には特殊詐欺事件で使用されていた可能性もあることから、警察が余罪などについて調べを進めています。