警察官かたる男らから電話、末尾は「0110」だった…札幌の70代男性、5700万円相当の暗号資産だまし取られる被害

6月、札幌市に住む70代の男性が、警察官を名乗る男らから、5700万円相当の暗号資産を送金するよう指示され、だまし取られていたことが分かりました。警察を名乗る男らからかかってきた電話番号は末尾が「0110」だったということです。 警察によりますと、17日午前9時半ごろ、札幌市中央区に住む70代男性のスマートフォンに、警視庁の警察官で八木と名乗る男から電話がありました。 八木を名乗る男は、70代男性に対し「マネーロンダリングの事件に関与しているので逮捕する」と話し、その後、電話は、検察官を名乗る男に変わりました。 検察官を名乗る男は、男性に対し「資金の不正を調査して異常がなければ逮捕しないから協力してほしい」などと話したということです。 男性は、その後も、八木と名乗る男と電話やメールでほぼ毎日やり取りを重ね、やり取りの中で、暗号資産=ビットコインの口座を作るように指示されました。 男性は指示に従って、5700万円をビットコインに変換し、24日に全額を一度に送金しました。 その後、音沙汰がないことを不審に思った男性は、29日午前にも、八木を名乗る男に連絡をしたものの、一切返信がないことから警察に相談、だまされていたことが分かりました。 警察は、警察官が現金や暗号資産の振り込みを依頼することはなく、振り込みを依頼されたら詐欺を疑い、警察相談専用電話「#9110」に連絡するよう呼びかけています。

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