横浜市教委が市立小中などの校内調査を指示 盗撮容疑で教員逮捕受け

教員グループが女子児童の盗撮画像などを交流サイト(SNS)のグループチャットで共有したとされる事件を受け、横浜市教育委員会は6月30日、校内に不審な機器が設置されるなどしていないか点検するよう、市立小中学校など約500校に緊急の指示をした。児童・生徒が安心できるよう、週内には点検を終えたい考えだ。 市教委によると、着替えを行うようなトイレや教室、ロッカーなどを中心に、複数人で確認するよう各校長らに伝えた。通信機器の私的利用の禁止や、撮影データの管理徹底も改めて求めた。 事件では24日、市立本郷台小教員の小瀬村史也容疑者(37)が性的姿態撮影処罰法違反(盗撮など)で逮捕された。しかし市教委は、盗撮の場所が校内と特定されていないため、現場の調査はしてこなかったという。子どもや保護者から不安を訴える声が寄せられたため、校内点検の実施に踏み切った。 山中竹春市長は30日の定例記者会見で、事案を検証する第三者委員会を早急に立ち上げるよう、教育長に指示したことを明らかにした。【岡正勝】

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