ニセ制服の警察官がビデオ通話で「マネーロンダリングの疑い」 3800万円の詐欺被害 北海道

北海道・釧路警察署は、60代の男性が3825万円の詐欺被害に遭ったと発表しました。 2025年6月22日、男性に警察官を名乗る男から電話で「あなたのキャッシュカードが発見された」と連絡がありSNSに誘導されました。 さらに、成田警察署の捜査2課を名乗るニセの制服を着た男からSNSのビデオ通話で「あなたの口座にマネーロンダリングの疑いがかかっている」などと言われたということです。 男性は身に覚えがないと反論しましたが、ニセ制服の男は検察官を名乗る男と入れ替わりながら「口座の残高を調べる」「協力できないなら逮捕する」などと脅され、自身の口座情報を教えたうえ、指示された遠隔操作アプリをインストールしました。 その後、男性がネットバンクを起動すると、5日間で12回に渡り、遠隔送金されていたということです。 男性が友人に経緯を話すと「すぐ警察に相談を」と言われ、事件が発覚しました。 警察は「警察官など公務員から現金を要求された場合は詐欺を疑い、相談専用電話『♯9110』などで連絡してほしい」と注意を呼びかけています。

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