福井県が運用するデジタル地域通貨「ふくいはぴコイン」28万2000円分を不正に取得し、架空のアカウントにチャージしたとして、敦賀市のパート従業員の女が逮捕されました。 電子計算機使用詐欺などの容疑で逮捕されたのは、敦賀市野神の41歳のパート従業員の女です。 警察によりますと、女は、嶺南での観光誘客キャンペーンの一環で行われていたデジタルスタンプラリーで、2024年10月11日から12月29日までの間に、当選が1人1回に限られている賞品「ふくいはぴコイン」3000円分の抽選に、偽名を使ったアカウントで複数回応募。94回分の当選権を得て、28万2000円分のはぴコインを不正に取得した疑いが持たれています。 女は不正に取得したはぴコインを、自身が管理する架空名義で登録したアカウントにチャージし、その一部を嶺南エリアのドラッグストアやスーパーなどで使用したということです。 デジタルスタンプラリーを運営する受託業者が実行委員会を通じて県警に通報し、犯行が明らかになりました。 調べに対し女は、「私がやったことに間違いありません」と容疑を認めていて、警察が余罪を含めて捜査を進めています。