TBSの定例社長会見が2日、東京・赤坂の同局で行われた。先月、フジテレビでオンラインカジノに関与した社員2人が送検されたことを受け、TBSテレビの龍宝正峰社長は「明らかになった場合は適切に対応していきたい」とした。 現時点で同社社員のオンラインカジノが利用した事実は確認されておらず、調査も予定していない。ただ週に1回開かれる局長会で、龍宝社長自らオンラインカジノの違法性を訴え「公共性の高い企業の一員として、信頼性を揺るがす行為になってしまう」とのメッセージを発信。注意喚起を促したという。 フジテレビでは先月24日までにバラエティ制作部企画担当部長の鈴木善貴容疑者が常習賭博の疑いで逮捕、送検され、山本賢太アナウンサーが単純賭博の疑いで書類送検された。警視庁の捜査で鈴木容疑者は会社への虚偽説明、社内処分後も賭博行為をしていたことが判明。フジテレビは追加処分を検討していることを明言している。