台北メトロ、痴漢検挙件数55件=今年1~5月 乗客に通報呼びかけ/台湾

(台北中央社)台北メトロ(MRT)は21日、今年に入ってから5月までに、痴漢検挙件数は55件、盗撮行為の検挙件数は25件に上ったと明らかにした。同社は、痴漢や盗撮行為は違法だと強調し、公共交通機関の安全を守るためにも、発見時には通報するよう呼びかけた。 台北市警察局捷運警察隊の統計。昨年1年間の検挙件数は痴漢が72件、盗撮は55件だった。 先月初めにはMRT中山駅に隣接する地下街のエスカレーターで女性のスカートの中を盗撮したとして、日本人の男が逮捕される事件が起きていた。 台北メトロは1日当たりの輸送人数が平均200万人に達する。同社は乗客の安全を守るため、中国語や英語で書かれた痴漢・盗撮防止用の啓発ポスターを掲示する他、駅や車両内に監視カメラを設置したり、定期パトロールを行ったりするなどの対策を講じている。 (楊淑閔/編集:荘麗玲)

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