大阪府羽曳野市の路上にロープを張り、通行中の自転車の男性を転倒させたなどとして、大阪府警は4日、大阪府藤井寺市のアルバイトの男(23)を殺人未遂と往来妨害容疑で逮捕したと発表した。男は殺意を否認し、ロープを張った行為については「黙秘します」と話しているという。 刑事特別捜査隊によると、男は5月31日午後9時20分ごろ、羽曳野市西浦6丁目の市道にロープを張り、自転車で通りかかった大学生の男性(20)を転倒させて頭部打撲などのけがを負わせた疑いがある。 現場は道幅約4.6メートルの道路で、約70センチの高さに道を塞ぐようにして、ナイロン製のトラロープ(太さ約6ミリ)が張られていたという。 ロープは元々近くの駐車場に張られていたもので、付近の防犯カメラにはロープを外し、道を塞ぐように結び直す人物が映っていたという。(宮坂知樹)