タランティーノ作品に多数出演の米67歳俳優マイケル・マドセンさん、自宅で死亡しているのが発見

映画「レザボア・ドッグス」(1992年)や「キル・ビル」シリーズ、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」(2019年)などクエンティン・タランティーノ監督の作品に多数出演してきた米俳優マイケル・マドセンさんが3日朝、米ロサンゼルス西部の自宅で死亡しているのが発見された。67歳だった。 報道によると、マリブの自宅で心停止を起こし、意識不明の状態で倒れているのを通報を受けて駆け付けたロサンゼルス郡保安官代理によって発見したという。事件性はないと伝えられている。 シカゴの劇団でキャリアをスタートさせた後、80年代にテレビドラマで活躍したマドセンさんは、タランティーノ監督作の常連だったほか、リドリー・スコット監督のヒット作「テルマ&ルイーズ」(1991年)や「007/ダイ・アナザー・デイ」(2002年)など多くのヒット作にも出演している。出演作は300本以上に及び、個性派俳優としてスクリーンで印象を残してきた。 俳優としてだけでなく詩人としても活躍したマドセンさんは、複数の詩集も出版しており、新著の発売も近日予定されていた。一方で私生活では、2024年に別居中の妻と口論となり、家庭内暴力(DV)の容疑で逮捕されている。また、2人の間の息子は、2022年に自殺していることなども伝えられている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)

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