山上徹也被告の伯父語る 安倍晋三元首相銃撃から3年 被告の母親の現在の様子「今も経典を読んで…」

安倍晋三元首相が参院選の街頭演説中に奈良市で銃撃されて死亡した事件は8日で発生から3年を迎えた。殺人罪などで起訴された山上徹也被告(44)の父親の兄で、元弁護士の伯父がスポニチ本紙の取材に応じた。 自民党公認候補の応援演説で駆けつけた近鉄大和西大寺駅前で、安倍氏が撃たれたのは2022年7月8日午前11時30分ごろ。 山上被告が逮捕後、供述で「関係が深い安倍を狙った」と犯行動機として挙げたのが、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の存在。母親が総額1億円以上とされる多額の献金をし、家族が壊れてしまったと恨みを明かした。事件を契機に教会の存在が改めて社会問題化。今年3月に解散命令が出された。 伯父は取材に大阪拘置所にいる被告の近況は明かさなかったが、 教会に傾倒した被告の母親とは今も会う機会があるとした。 特に話すことはないが、教団の経典を今も読んでいるようだという。 ただ「若くして両親も夫も亡くした。(何かにすがりたくなる)気持ちは分かる」と心情をおもんぱかった。「それがたまたま教会だったということでしょうか?」と聞くと「そうでしょう」と答えた。

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