44トンの産廃を不法投棄容疑、社長ら4人逮捕 費用浮かせて分配か

木くずやがれきなどの産業廃棄物を不法投棄したとして、京都府警は9日、廃棄物処理法違反の疑いで、いずれも京都市伏見区に所在する建設業「熊谷建設」の社長、熊谷治容疑者(70)=同区=と、解体業「大橋工業」の社長、大橋裕樹容疑者(47)=同区=ら男4人を逮捕した。熊谷、大橋両容疑者は容疑を認めている。 府警は容疑者らが平成31年4月ごろから不法投棄を繰り返していたとみて、捜査を進める。 4人の逮捕容疑は共謀し2月15~23日、熊谷容疑者が所有する京都市伏見区の土地に計44・2トンの産業廃棄物を投棄したとしている。 府警によると令和4年1月~今年3月、両社の間で約3千万円のやり取りが確認された。発注元からは正規の処分に必要な代金が産業廃棄物の運搬許可を持っていた大橋工業側に支払われていた。府警は不法投棄で浮かせた費用を両社で分け合っていたとみている。 今年1月に情報提供があり、府警が捜査していた。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加