交際相手の女性に暴行を加え重傷を負わせたとして、警視庁が男（59）を傷害の疑いで逮捕したことが捜査関係者への取材で分かりました。女性はその後、搬送先の病院で死亡していて、警視庁は傷害致死の疑いも視野に捜査しています。 傷害の疑いで逮捕されたのは、斎藤惠介容疑者（59）です。 捜査関係者によりますと、斎藤容疑者は2025年2月11日から翌日までの間に、東京都や千葉県などで交際相手の佐野香代子さん（54）に何らかの暴行を加え、肋骨骨折や顔面の打撲など全治1か月の重傷を負わせた疑いが持たれています。 2月14日に佐野さんが東京・葛飾区にある自宅のトイレで倒れているのを管理人が見つけ、佐野さんは病院へ搬送されましたが、その後、死亡が確認されていました。 遺体には、顔や体に殴られたようなアザがあったことなどから、警視庁が事件の疑いがあるとして、捜査を続けていました。 佐野さんは死亡する前にも病院で診察を受けていましたが、その際に「彼氏とけんかして、ぶつけた」などと説明していたということです。 佐野さんの死因は「くも膜下出血」で、警視庁は傷害致死の疑いも視野に佐野さんが死亡した経緯について、詳しく調べています。