韓国 きょうのニュース(7月11日)

◇李在明新政権が全閣僚の指名完了 文化相に企業代表 李在明(イ・ジェミョン)大統領は11日、文化体育観光部長官候補に旅行・レジャー・文化プラットフォーム企業、ノルユニバースの崔輝永(チェ・フィヨン)代表取締役(61)、国土交通部長官候補に与党「共に民主党」の金潤徳(キム・ユンドク)国会議員(59)を指名した。姜勳植(カン・フンシク)大統領秘書室長が記者会見で発表した。これで李在明新政権の内閣19長官の候補の指名が終わった。 ◇拘置所の尹前大統領 特別検察の出頭要請に応じず 昨年12月の「非常戒厳」宣言を巡り、職権乱用権利行使妨害などの容疑で再び逮捕され、ソウル拘置所に収監されてい尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領が11日、特別検察官の出頭要請に応じなかった。健康上の理由で応じられないとする文書を提出したという。特別検察官側は「ソウル拘置所に対し、出頭できない健康上の問題が確認されたかどうか資料を要請した」として、「それに相応する次の段階の措置を取る」と述べた。強制連行する可能性に関しては、「欠席が妥当と判断されれば分からないが、そうではない場合は刑事訴訟法の手続きに従って進められる」と説明した。 ◇特別検察が尹氏自宅を家宅捜索 海兵隊員殉職事件の捜査妨害巡り 2023年7月に起きた海兵隊員殉職事件の捜査妨害疑惑を捜査する特別検察官チームは11日、捜査に圧力をかけた疑惑を持たれている尹錫悦前大統領の自宅の家宅捜索を実施した。また捜査妨害に関与した疑いのある情報機関・国家情報院の趙太庸(チョ・テヨン)前院長、最大野党「国民の力」の林鍾得(イム・ジョンドク)国会議員の自宅などの家宅捜索に着手し、疑惑の真相解明に向け、本格的な捜査を開始した。特別検察官側は職権乱用権利行使妨害の容疑で午前9時ごろから約3時間、ソウル市内にある尹氏の自宅マンションの家宅捜索を実施したと発表した。 ◇韓米日が外相会談 李在明政権発足後で初 韓国と米国、日本は11日、マレーシアの首都クアラルンプールで開かれている東南アジア諸国連合(ASEAN)関連会議に合わせ、3カ国外相会談を開催した。会談には韓国の朴潤柱(パク・ユンジュ)外交部第1次官、米国のルビオ国務長官、日本の岩屋毅外相が出席した。韓国は外交部長官候補の趙顕(チョ・ヒョン)氏の任命手続きが進行中のため朴氏が代理として出席することになり、米国や日本との2国間会談の開催は見送られたが、3カ国の会談が開かれたのは米国と日本が韓米日協力を重要視しているためと分析される。3カ国外相会談は約3か月ぶりで、李在明政権発足後は初めて。

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