まもなく夏休みが始まりますが、この時期、懸念されるのが子供たちを狙った犯罪です。 最近ではSNSを通じて被害に遭う子供も相次いでいるため、注意が必要です。 ■公園で声かける警察官「ちょっとでも気にしてほしい」 先週金曜日の午後7時ごろ。 警察官や少年補導員などが、福岡市天神の警固公園で若者たちに声をかけていました。 警察官 「みまもっちというアプリ入れていますか?」「中央区で不審者事案が発生しています。自分で自分を守る。ちょっとだけでも気にしてもらえたら」 注意を呼びかけたのは「性犯罪」です。 ■夏休み 性犯罪が増える傾向に 今年2月には、警固公園にいた女子中学生を知人の家に連れ込んで性的暴行を加えたとして、21歳の男が逮捕されました。 警察は夏休みに入ると性犯罪に遭うケースが増える傾向があるとして、注意を呼びかけています。 中央警察署 生活安全第一課 永野裕幸 課長 「子供だけで行動する時間が多くなります。日が長いということで遅くまで遊んでしまう。SNSで会う方が信用できる方とわかるまでは会うのを避けるようにして頂きたい」 ■元保護司が訴える「闇バイト勧誘の手口」 夏休み中、注意が必要なのは性犯罪だけではありません。 非行少年たちの立ち直りを支援してきた元保護司の廣末登さん。 先週、福岡市中央区の警固中学校で訴えたのは、「闇バイト」の恐ろしさです。 元保護司 廣末登さん(55) 「人生失ってしまいますから絶対に闇バイトはしてはだめです。バイトの中身なんだといったら指定された場所に行って荷物を受け取る、それを運ぶだけ。めっちゃ簡単やんみたいな。何するの?運ぶだけ。抽象的ですよね、ってそういうのがね闇バイトの入口なんですよ」 廣末さんは漫画を使って「闇バイト」の勧誘の手口などを紹介。 犯行グループに個人情報を握られ一度手を出すと抜け出せなくなる危険性などを訴えました。 元保護司 廣末登さん 「やめるって言ったら相手の態度が急にころっと変わる。家に行くぞと住所分かっているでしょ。身分証明書コピーしているから」