消えた「置き配」で口論に 配達員を包丁で脅した疑い、団地住人逮捕

荷物を玄関前などに届ける「置き配」をめぐり、配達員を包丁で脅したとして、兵庫県警尼崎北署は、尼崎市内の団地に住む配送業の男(49)を暴力行為等処罰法違反の疑いで現行犯逮捕したと13日発表した。「包丁は持っていたが脅してはいない」と容疑を一部否認しているという。 署によると、20代の男性配達員はこの日、団地内の別の依頼主から注文を受けて玄関の前に置き配をした。だがその後、依頼主から「荷物が届いていない」と連絡があったという。 団地に戻ってきた配達員が「ここに置いたはず」と、訪ねたのが男の部屋だった。 玄関のドア越しに「ここに間違えて置いた」「荷物は置かれていない」などと口論がヒートアップ。ドアが開くと男が包丁を持っていたため110番通報し、駆けつけた署員が現行犯逮捕した。 男は「配達員に襲われる強盗事件もあると聞き、怖かった」などと供述しているという。 署によると、置き配の荷物はまだ見つかっていない。(宮坂奈津)

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