警察の「だまされた振り作戦」で詐欺未遂の容疑の男(23)を逮捕 愛知県警

甥の関係者になりすまし、現金192万円をだまし取ろうとしたとして、23歳の男が現行犯逮捕されました。 詐欺未遂の疑いで逮捕されたのは、愛知県知立市に住む無職・長瀬空容疑者(23)です。警察によりますと長瀬容疑者は2025年7月16日、他の者と共謀し、岡崎市に住む女性(50)に甥になりすまして電話をかけ、「現金を至急必要としている。代わりに行く上司の甥に現金を渡してほしい」という旨のうそを言い、現金192万円をだまし取ろうとした疑いが持たれています。話の内容から不審に思った女性が警察に通報し、警察が、振り込め詐欺の犯人からかかってきた電話にだまされた振りをして、犯人をおびき出して逮捕するいわゆる「だまされたふり作戦」を実施。甥の上司の甥を装った長瀬容疑者が、現金の受け渡し場所に指定した岡崎市内の公園に現れたところを、現場で警戒していた警察官に現行犯逮捕されました。 警察の調べに対し、長瀬容疑者は「SNSで知り合った人から指示を受けて紙袋を受け取っただけ」と容疑を否認しています。愛知県警は共犯者がいるとみて捜査しています。 今回の事件を受け「国際電話を悪用した詐欺被害が増加しています。1人で判断せず、まずは家族や警察に相談してほしい」と警察は引き続き注意を呼びかけています。

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