教員らが女児の下着の盗撮画像などをSNS上のグループチャットで共有していたとされる事件で、愛知県警は、名古屋市立小学校教諭の男(42)=性的姿態撮影等処罰法違反の罪で起訴=を器物損壊の疑いで、横浜市立小学校教諭の男(37)=同=を児童買春・児童ポルノ禁止法違反などの疑いで、近く再逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材でわかった。 捜査関係者によると、名古屋市立小教諭の男は女児が使う楽器などに体液を付着させた疑いがある。横浜市立小教諭の男は女児の着替えを盗撮した疑いが持たれている。犯行の様子を記録したとみられるデータが押収品から見つかり、県警が容疑の裏付けを進めていた。 グループには10人近い教員とみられるメンバーが参加。県警はグループがネット上で盗撮に関心がありそうな教員を探し、勧誘していたとみており、生活安全部長をトップとする捜査本部を近く設置し、全容解明に向け捜査態勢を強化する方針。(高橋俊成、野口駿) ◇ 被害者側への配慮から、デジタル版では容疑者名を匿名としました。