「9割お前が犯人だ」と自白強要 大阪府警に誤認逮捕された男性が国や府など提訴

誤認逮捕された男性が国などを提訴しました。 20代の男性は以前交際していた女性をインスタグラムのメッセージで脅迫したなどとして、おととし、2度にわたり大阪府警・守口署に逮捕されました。 男性は容疑を否認し、スマートフォンなどからも脅迫の痕跡は見つからなかったのに、警察官らから「9割お前が犯人だ。状況からもお前しかいない」などと自白を強要され、42日間拘束されましたが、その後、別人が男性になりすましていたことが判明しました。 男性は、「客観的証拠である発信元の特定などを当初からしていれば、逮捕されることはなかった」として、国や大阪府などにあわせておよそ1900万円の賠償を求め、24日、大阪地裁に訴えを起こしました。 男性は「誤認逮捕に至った警察の取り調べなどの問題を明らかにし、2度と同じ事件が起きないように取り調べの可視化を進めて欲しい」とコメントしています。

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