浜松ガールズバー刺殺 「ククリナイフ」で殺害疑い 41歳再逮捕

浜松市のガールズバーで店長と従業員の20代女性2人が刃物で刺されて死亡した事件で、静岡県警浜松中央署は26日、従業員を刺して失血死させたとして、同県袋井市愛野東1、無職、山下市郎容疑者(41)を殺人などの容疑で再逮捕した。 再逮捕容疑は今月6日午前1時ごろ、浜松市中央区のガールズバーで、刃の部分が湾曲している特殊な刃物「ククリナイフ」で従業員の伊藤凜さん(26)の背中などを刺し、殺害したとしている。店長の竹内朋香さん(27)に対する殺人容疑で既に送検されている。 県警によると、山下容疑者は伊藤さんを目当てに通う常連客だった。伊藤さんと竹内さんのやり取りを知り2人に疎まれていると思った山下容疑者が、恨みを募らせたとみられる。2人の遺体には十数カ所に上る刺し傷があり、県警は強い殺意を持って執拗(しつよう)に刺した可能性があるとみて調べている。 捜査関係者によると、山下容疑者と伊藤さんは事件前の数日間、同県熱海市などで行動を共にしており、トラブルもあった模様だ。事件当日は、山下容疑者がレンタカーを運転して伊藤さんと店に現れ、その後2人を刺したとみられる。レンタカー店によると、山下容疑者は車を6月28日から1週間借り、7月4日に1週間延長したという。 【藤渕志保、照山哲史】

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