匿名・流動型犯罪グループ「トクリュウ」の指示役とみられ、既に逮捕されている中国籍の男が鳥取市内で発生した別の事件にも関与していた疑いが強まり、鳥取県警と大阪府警の合同捜査本部は20日、詐欺などの疑いで再逮捕しました。 詐欺などの疑いで逮捕されたのは大阪市中央区在住で中国籍の男(35)です。 男は、他の容疑者と共謀して今年3月、鳥取市内のコンビニエンスストアで、不正に入手した他人名義のクレジットカード情報を登録したスマートフォンを使い、電子決済サービスで支払ったように見せかけて17万円相当の加熱式たばこなど35点をだまし取った疑いです。 両府県で同じような事件が発生したことから、鳥取県警と大阪府警は先月合同捜査本部を立ち上げ、男は既に先月末、別の事件で逮捕されていました。 いわゆるトクリュウは闇バイト募集などで実行役を募ったりする犯罪グループのこと。合同捜査本部は、この男が指示役であり、犯行に使うスマホの供給役でもあったとみて、このグループが関わった事件の全容解明を進めていて、関係先マンションからはスマホ750台あまりを押収しています。