タクシー運転手から35万円詐取か LINE交換し信用させる 容疑で男再逮捕 警視庁

タクシー運転手から現金をだまし取ったとして、警視庁四谷署は1日、詐欺の疑いで、住所不定、自称飲食店店員、沖山貴寛容疑者(35)を再逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。「お金は返していた」と容疑を否認しているという。 捜査関係者によると、令和7年5月25日午前7時半~7時40分ごろ、東京都新宿区の路上で、20代のタクシー運転手の男性に「母の治療でお金が必要」、「必ず返す」などと噓をつき、現金35万円をだまし取った疑いがもたれている。 沖山容疑者は会社に相談しようとした運転手に「ドラレコにも(自分が)映っているし詐欺じゃない」などと話し、LINE(ライン)で偽名の連絡先を教え、信頼を得ようとした。運転手は金を返してもらうため口座番号を伝え、翌日に3万円が返ってきたが、それ以降は返金がなかったという。 四谷署は同様の手口でタクシー運転手らから計24回、計約1960万円をだまし取ったとみて裏付けを進めている。だまし取った金は、宿泊費や別の借金返済に充てたとみている。

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