伊万里市の深浦市長は7月市内で発生した外国人技能実習生による強盗殺人事件をめぐり「事件を国籍に基づく差別や偏見に結び付けてはならない」と冷静な対応を呼びかけました。 深浦市長は4日の定例会見で7月伊万里市の住宅で親子が切りつけられて死傷し、近くに住むベトナム人技能実習生が強盗殺人の疑いで逮捕された事件について、「尊い命が失われた痛ましい事件」と述べました。 また、市民から相談や問い合わせが寄せられているということで、市は防災危機管理課を窓口にして対応しているということです。 その上で、市内で約1000人の外国人が生活し真面目に働いているとして冷静な対応を呼びかけました。 【深浦市長】 「地域経済の維持、継続していくための大切な方々であり、また市民として生活されていることからこのような事件を国籍に基づく差別や偏見に結び付けてはならないと考えている」 また、先週開かれた廃棄物の最終処分場に関する説明会で挙手が相次ぐ中、質疑が打ち切られたことついて、深浦市長は「質疑の時間は予定通りだった」としながらも「進行の不手際があったかもしれない」として対応を陳謝しました。