熊本市中央区にあるホストクラブで、女性客の未払いの飲食代、いわゆる売掛金の返済を名目に、この女性から金を脅し取ろうとした疑いで、ホストクラブ従業員の男が8月4日に逮捕されました。 恐喝未遂の疑いで逮捕されたのは、熊本市中央区にあるホストクラブ従業員中野雄輝容疑者です。 警察によりますと、中野容疑者は2024年12月に熊本市中央区にあるホストクラブで未払いの飲食代、いわゆる売掛金がある女性客に対して、「払わないなら弁護士とか業者とか使って、何でもするぞ」などと言って、毎月30万円支払う契約書を書かせ、金を脅し取ろうとした疑いが持たれています。 女性が「ホストクラブでトラブルになっている」と近くの交番に届け出たことで事件が発覚し、8月4日に警察が逮捕しました。 調べに対し中野容疑者は、「毎月30万円払うことは話し合って女性本人が決めた」など、容疑を一部否認しているということです。 警察は店側による組織的な犯行も視野に、8月4日夕方から中野容疑者の勤務先のホストクラブへ、熊本中央警察署の捜査員など、約20人で家宅捜索を実施。店から売掛に関する資料など段ボール3箱分を押収しました。