最強!「AIおばあちゃん」が詐欺師を撃退! どんなやり取り? イギリス

オレオレ詐欺に代表される高齢者に対する電話による詐欺。 問題になっているのは日本だけではない。イギリスの通信業者「O2」が詐欺の実態を調査したところ、1週間のうち5人に1人が詐欺の対象になっているという結果が出た。 そこで、詐欺対策として打ち出したのが、AIおばあちゃんの「デイジー」だ。デイジーは詐欺師からの電話に応対するAIなのだ。 イメージとしては 「私のネコちゃん、『ふわふわちゃん』っていうの。ちょっとおしゃべりしたい気分なのよ」(デイジー) 「もう1時間も経つよ…いい加減にしてくれ!」(詐欺師) 「時間が経つのは早いものねぇ」(デイジー) というような会話が展開される。 デイジーは個人情報を聞き出したい詐欺師に対し、のらりくらりとかわし、ウェブサイトに誘導したい相手に対してはITに不慣れな高齢者を演じる。 「wのあとに点?」(デイジー) 「wを3回、そしてドット!」(詐欺師) デイジーはリアルタイムで応対し、世間話などで時間を稼ぎ、詐欺師が根負けして退散する仕様になっている。 O2は、詐欺対策に取り組む登録者400万人を超えるYouTuberのジム・ブラウニング氏と協力し、デイジーを制作。高齢者という設定のため、AIの反応が遅くても不自然さがなく、詐欺師との通話を40分間続けることに成功しているという。

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