移民取り締まり手法の差し止め撤回を、トランプ政権が最高裁に上告

Andrew Chung Jan Wolfe [7日 ロイター] – トランプ米政権は7日、ロサンゼルスで先月まで行われた移民取り締まりの強制捜査を巡り、人種プロファイリングと呼ばれる戦術に基づく逮捕を禁じた下級審の差し止め判断を覆すよう連邦最高裁に上告した。 トランプ大統領は6月、移民捜査への抗議活動を受けて州兵と海兵隊をロサンゼルスに派遣した。これを受け、ラテン系住民の団体が、無差別な家宅捜索、尋問、拘留は合衆国憲法修正第4条に違反するとして提訴。地裁のほか、高裁も原告の主張を認める判断を下した。 司法省は最高裁に提出した文書で「連邦地裁の差し止め命令は、多くの国よりも規模が大きく人口も多い、移民危機の主要な震源地となっている地域全体の連邦執行努力を著しく妨害する」と主張している。

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