千葉県教委は20日、記者会見を開き、未成年の男性の身体を触るなどのわいせつ行為をしたとして、県立松戸特別支援学校の女性教諭(32)を懲戒免職処分にしたと発表した。処分は同日付。八千代市の路上で女性を触ったとして、県立市川工業高の実習助手の男性(38)も停職3カ月とした。 教諭はユーチューブのゲーム配信動画のコメント欄を通じて県外在住のこの男性と知り合い、昨年10月~今年5月ごろ、未成年であると知りながら自宅や大阪府内のホテルなどで4回にわたってわいせつ行為をした。男性との関係に悩んでいたといい、6月に校長に申し出て事案が発覚した。 県教委によると、教諭は聞き取りに「交際している認識だった。多くの人に迷惑をかけて申し訳ない」などと話している。わいせつ行為の詳細は被害者保護の観点から公表していない。 一方、実習助手は2023年12月、女子高校生を自転車で追い抜く際に体を触ったとして、不同意わいせつの疑いで6月に県警に逮捕され、その後に千葉地検が不起訴処分としていた。 記者会見で細川義浩教育次長は「公務員倫理が厳しく問われる中、県民の信頼を裏切ることとなり、深くおわびする」と陳謝した。この日に各学校に職員の綱紀粛正に関する通知を発出したほか、根絶へ指導を徹底・強化するとしている。