「プッシュ(=性交)、オーケー?」米兵が夜に民家を訪れ、人妻や娘を拉致→被害者が死亡したことも…占領下の沖縄で横行した“許されざる夜遊び”の衝撃

〈「シゲコはずっと苦しんで、翌朝に死にました」女漁り中の米兵に拉致→現地民が救助するも…占領下の沖縄で起こった“残酷事件”の衝撃〉 から続く 「ぶっそうだったねぇ。パンパンもハニー(オンリーの娼婦の意味)もまだそんなにいなかったから、アメリカーは女漁りにくる」 第二次世界大戦後、沖縄では米兵によるいくつもの犯罪・事件が起きていた。中には、夜な夜な「プッシュ(=性交の意味)オーケー?」と民家を訪れ、人妻や若い娘たちを拉致し、もてあそぶこともあったという。 そのうち、人妻を拉致した米兵を地元住民が追いかける騒動に発展し、最終的に被害女性が亡くなった事件について 『証言記録 沖縄住民虐殺 日兵逆殺と米軍犯罪 〈新装版〉』 (佐木隆三著、徳間書店)のダイジェスト版よりお届けする。 ◆◆◆ 第二次世界大戦後、米軍に占領された沖縄では、米兵による婦女子への暴行事件が多発していた。1947年9月、現在は沖縄市の一部である越来(ごえく)村字安慶田(あげだ)で起きた「奥間シゲコさん殺人事件」は、そうした占領下の実態を象徴する事件である。この事件では、授乳中だった27歳の主婦・シゲコさんが米兵にピストルで脅され拉致された。

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