非常戒厳巡り一部の容疑認めた韓国前首相がまた出頭 特別検察は逮捕状請求検討

【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領による「非常戒厳」宣言を巡る内乱事件を捜査する特別検察官チームは22日、韓悳洙(ハン・ドクス)前首相を被疑者として出頭させ、取り調べを行っている。韓氏は19日の取り調べで供述を覆し、尹氏から戒厳宣布文を受け取ったことを認めたようだ。 韓氏は「国政のナンバー2」として昨年12月3日の尹氏の非常戒厳宣言を止めることなくほう助、加担した疑いが持たれている。 憲法裁判所や国会で「戒厳宣布文について知らなかった」と偽証した疑いもある。韓氏は今年2月、国会で戒厳宣布文に関し、戒厳を解除するための閣議が開かれるまで全く知らず、戒厳解除後にスーツのポケットに入っているのを知ったと証言した。尹氏の弾劾審判でも戒厳宣布文をいつ、どう受け取ったか覚えていないと主張した。 だが、今月19日の取り調べでは尹氏から戒厳宣布文を受け取ったと供述を覆したという。特別検察官チームは韓氏がスーツのポケットから戒厳宣布文と推定される文書を取り出す姿を捉えた防犯カメラの映像を入手したようだ。 特別検察官チームは取り調べ後、韓氏の逮捕状を請求するかどうかを判断する方針だ。

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