神戸市中央区のマンションで8月20日夜、住人女性（24）が殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された会社員・谷本将志容疑者（35）が、この女性について「全く知らない人」と供述していることが捜査関係者への取材でわかった。 兵庫県警・葺合署捜査本部は24日、男の身柄を神戸地検に送った。 2人の接点は確認されておらず、「殺意を持っていたかはわからない」と、容疑を一部否認しているが、女性の肺にまで達する深い刺し傷があることから、動機や殺意の有無について解明を進める。 女性は20日夕方、神戸市中央区内で仕事を終えてから帰宅するまでの約50分間に、男に後をつけられている様子が複数の防犯カメラの映像で確認されたという。 また、男は事件3日前の17日から、東京都内の自宅から神戸に移動、事件現場近くのホテルに滞在していたという。