性風俗店に違法にあっせん容疑 スカウト集団「アクセス」幹部を逮捕

性風俗店に女性を違法にあっせんしたとして、警視庁は、スカウトグループ「アクセス」幹部の内田侑希容疑者(37)=住居不定=を職業安定法違反(有害業務の紹介)の疑いで逮捕し、26日に発表した。「相談対応やスカウトバックの配分で、月に400万~500万円を得ていた」と話しているという。 逮捕容疑は昨年2~4月ごろ、他のメンバーらと共謀し、大分県別府市内のソープランドに女性3人を紹介したというもの。内田容疑者は約115人が所属するチームを率い、4年10カ月で計約3億円の紹介料「スカウトバック」や「役員報酬」を得ていたとみられる。 保安課によると、逮捕されたメンバーは14人目で、これまでに違法行為の疑いがある主な幹部は検挙したという。内田容疑者は昨年、グループのリーダーが逮捕された後、ホテルを転々としていたが、今月25日に都内の警察署に出頭していた。 アクセスをめぐっては、昨年5~10月に約7800人をあっせんしたことが確認されている。同課は、約5年間で延べ約7万8千人をあっせんしたと推計し、受け取ったスカウトバックは約60億円に上るとみている。(太田原奈都乃)

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