東南アジアで児童買春か 歯科医師(60)ら男2人を逮捕 わいせつ画像や動画を約1万点所持 「18歳未満とは知らなかった」

東南アジアのラオスやミャンマーで、児童買春を繰り返していたとみられる歯科医師の男ら2人が逮捕されました。 逮捕されたのは、名古屋市中川区の無職・宇治和彦容疑者(65)。そして、大阪市北区の歯科医師・白井喜宏容疑者(60)です。警察によりますと、2人はそれぞれラオスやミャンマーで現地の18歳未満の少女のみだらな姿を撮影した児童ポルノ禁止法違反などの疑いがもたれています。 警察の調べに対し宇治容疑者は黙秘し、白井容疑者は行為については認める一方、「18歳未満とは知らなかった」と話しているということです。 2人は東南アジアで児童買春を繰り返していたとみられ、宇治容疑者はわいせつ画像や動画をおよそ1000点、白井容疑者はおよそ1万点、所持していました。また、捜査関係者によりますと、2人は売春施設の場所などが書かれた「指南書」をインターネットで購入し、参考にしていたということです。 東南アジアのラオスでは児童買春が深刻な問題になっています。ラオス在住の岩竹綾子さんは。 ラオス在住 岩竹綾子さん 「“児童を売っている”場所に簡単に行けるし、複数あるので。(他国で)取り締まりが厳しくなって、できなくなった人たちがラオスに集まる。『最後の楽園』だと言って」 SNSには、幼い少女との性行為を自慢するような書き込みも。 岩竹さん 「これが食堂置屋と呼ばれる置屋が連なる所」 ラオスの首都・ビエンチャンには置屋と呼ばれる売春施設が点在していて、集められた少女の多くは農村部から来た貧困層とみられています。 岩竹さんは児童買春の撲滅を訴える署名を集め、ラオスの日本大使館に提出。すると外務省は今年6月、海外での児童買春も「国外犯」として処罰の対象になることなど、渡航者に向けた異例の注意喚起を行いました。 ラオス在住 岩竹綾子さん 「注意喚起なだけで特に何もない。これから何かあるかもしれないなとは思いたいです」

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