俳優の阿部サダヲが主演、松たか子が共演するテレビ朝日系木曜ドラマ『しあわせな結婚』(毎週木曜 後9:00)の第7話が、きょう28日に放送される。 本作は、脚本家・大石静氏がNHK大河ドラマ『光る君へ』以来初の連続ドラマを手がけ、夫婦の愛を問う令和のホームドラマ。松と阿部は、映画『ジヌよさらば~かむろば村へ~』(2015年)以来、10年ぶりとなる夫婦役で“マリッジ・サスペンス”という新境地に挑む。 先週放送を終えた第6話のラストシーンでは、原田幸太郎(阿部)に、刑事・黒川竜司(杉野遥亮)から連絡が…。なんと15年前、幸太郎の妻・ネルラ(松)の元婚約者・布勢夕人(玉置玲央)を殺したとして、叔父の鈴木考(岡部たかし)が出頭するという衝撃の展開で幕を閉じた。 考の出頭によって大きな波に飲み込まれた鈴木家。今回は結束の固い鈴木家の面々を演じている松、板垣李光人、岡部からコメントが到着した。松は「(ネルラの弟・レオを演じる板垣)リヒト様は本当に誰よりもしっかりしているので、本当に困った時はリヒト様を見るんです(笑)。本当に頼りにしていました」と、頼もしい弟を信頼。また、岡部の芝居についても「岡部さんにしかできない“絶対に何かある”と思わせる芝居が成立するのはさすが」と絶賛した。「展開を知っている私でも出頭のシーンには衝撃を受けました。それを踏まえてイチから岡部さんの演技…“岡部たかし劇場”を見返してほしい!」と、熱く語った。 一方、板垣は「姉弟ではありながらも、どこかその関係を逸脱したような距離感や雰囲気などは松さんのお芝居があったからこそできたものだと思う」とコメント。また、「甘えたり、冗談を言ったり、頼ったり。その気持ちがうそなく心から表現できたのは、岡部さんのあたたかさがあったからこそだと思います」と、レオが母のように慕う考そのものだという岡部の包容力に感謝していた。 そして、考が突然、殺人犯として名乗り出るというまさかの出来事で人々に大きな衝撃を与えた岡部は、「家族との団らんの中で考は決意しました。この出頭は善悪とは何かということも提示していると思います」と、その心情を分析。一方、姪のネルラを演じる松について、「常に気配りの人です。僕の負担を軽減するために助けてくれます。おかげでお芝居がスムーズに流れました」とニッコリ。また、強い結びつきのあるレオ役の板垣についても「リヒト様のお芝居はナチュラルで、2人のシーンではリヒト様がトーンやスピード感を決定してくれていたように思います。それがとてもやりやすく心地よかったです」と語る。そんな岡部が、「考が行ったこと、またこれから行うことをいろんな角度から、鈴木家の一員になって考えたり、思いっきり第三者として検証したり。7話からも楽しんでもらいたいです」と見どころを語った。 今夜放送の第7話では、警察に出頭した考が刑事の黒川に15年前に何があったのかを自供する。あの日、アトリエを訪ねた考は、布勢がネルラの首を絞めているところを目撃。とっさにその場にあった燭台を手に取って無我夢中で布勢を殴り、死に至らせてしまったと語る。しかし黒川は、考の供述に違和感を覚えて…。 一方、幸太郎、ネルラ、レオ、そして寛(段田安則)は、考の置き手紙で15年前の真実を知ることになる。激しく動揺する家族の願いで、幸太郎は弁護人として考の面会に向かうのだが、考は頑なに幸太郎の弁護を拒絶。考の逮捕により、幸太郎の仕事は激減、ネルラも休職を余儀なくされ、2人はステイホームに突入する。