16年前の同居女性殺害事件、殺人罪で起訴の75歳男性被告に無罪判決 長崎地裁

長崎県大村市で平成21年に同居する40代の女性を殺害したとして、令和5年に殺人罪で起訴された男性被告(75)の裁判員裁判で、長崎地裁(太田寅彦裁判長)は4日、無罪判決を言い渡した。求刑は懲役18年だった。 遺体は平成30年5月、長崎県諫早市の倉庫にあった木箱から白骨化した状態で見つかり、県警が令和5年3月に逮捕していた。物証に乏しく、今年6月に始まった公判では、検察側が積み上げた間接証拠の評価が争点となった。 被告は3年4月中旬~同6月ごろ、当時の自宅で48歳か49歳だった無職、松永千賀子さんの頭を鈍器で複数回殴り、頭蓋骨の骨折に伴う脳挫傷で殺害したとして、起訴されていた。

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