◇佐渡金山の追悼式 今年も韓国側は不参加 朝鮮半島出身者が強制労働を強いられた新潟県の「佐渡島の金山」の労働者の追悼式について、韓国政府は昨年に続き今年も参加しない方針を決めた。韓国政府関係者が4日、記者団に明らかにした。同関係者は「韓国人労働者が意思に反して動員され強制的な労役を強いられたという点が適切に表現されてこそ追悼の格を備えられると判断したが、双方の追悼の辞の内容の中で労働の強制性に関する具体的な表現で接点を見いだせなかった」と明らかにした。 ◇旧統一教会トップ 出頭前に手術で入院 尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の妻、金建希(キム・ゴンヒ)氏への不正な請託に関与した疑いで、金氏を巡る疑惑を捜査する特別検察官チームから出頭要請を受けている世界平和統一家庭連合(旧統一教会)トップの韓鶴子(ハン・ハクジャ)総裁が3日にソウル峨山病院に入院し、心臓疾患に関する手術を受けていたことが4日、分かった。手術後の経過が良好であれば、通常は1~2日後には退院の手続きをするという。特別検察官側は政治資金法違反などの疑いで韓氏に8日に出頭して取り調べを受けるよう要請したが、韓氏側は出頭するかどうかを明確に伝えていない。同氏は元教団幹部(逮捕・起訴済み)と共謀し、2022年4月と7月に高級ブランドバッグなどを呪術師のチョン・ソンベ氏を通じて金氏に贈り、教団に便宜を図るよう要請した疑いを持たれている。 ◇尹前大統領の妻 修士号に続き教員免許も取り消し 修士論文に盗用があったとして修士号を取り消された尹錫悦前大統領の妻、金建希氏の教員免許が取り消されたことが4日、分かった。関係者によると、ソウル市教育庁が先ごろ、聴聞会開催などの関連手続きを終え、金氏が取得した中学校教員の免許を取り消すことを決定した。ソウル南部拘置所に収容されている金氏は聴聞会に参加せず、意見書の提出などもしなかったという。ソウル市教育庁は金氏側に聴聞会の結果などを通知した。金氏が異議申し立てをしなければ、取り消しが確定する。 ◇東海岸の北・南部で大雨 中部は降雨量少なく 気象庁によると、韓国の北側を気圧の谷が通過し、朝鮮半島中部を中心に雨が降っている。気圧の谷は朝鮮半島東の東海上に進み、東海北部の海上にある高気圧と台風15号の間で吹く東風の影響で東海岸に雨が降りそうだ。ただ、東海岸の中でも南部と北部に雨が集中し、干ばつに苦しむ江原道江陵市を含む江原道中部では降雨量が少なくなる見通しだ。気象庁は4日午前11時の予報で、江原道南部の東海岸、慶尚北道の東海岸、慶尚北道北東の山間部で10~60ミリ(慶尚北道北部の東海岸で最大80ミリ以上)、江原道北部の東海岸と江原道の内陸、山間部で5~20ミリ、江原道中部の東海岸には5ミリ前後の雨が降ると予想した。