カンボジア特殊詐欺事件 ”かけ子”の日本人29人を再逮捕 拠点に1000人あまり滞在か 愛知県警

カンボジアの拠点で特殊詐欺に加担したとして逮捕された日本人29人について、愛知県警は21日、別の特殊詐欺に関与した疑いで再逮捕しました。 拠点には1000人あまりが滞在していたとみられています。 日本人の男女29人は、カンボジア・ポイペトの拠点で、「かけ子」として特殊詐欺に関わっていたとして、今年8月日本に移送され、これまでに3回逮捕されています。 愛知県警は21日、別の詐欺事件に組織的に関わったとして、29人全員を組織犯罪処罰法違反の疑いで再逮捕しました。 警察によりますと、29人は今年5月、長野県警の警察官などをかたり尾張旭市に住む61歳の女性にうその電話をかけ、現金あわせて200万円をだまし取った疑いがもたれています。 警察は、29人の認否を明らかにしていません。 ポイペトの拠点には、コンビニや診療所など生活に使う施設が複数あり、アジア系など1000人あまりが滞在していたとみられています。 警察は、同じ拠点内にアジア圏の別の国を対象とした詐欺グループもあったとみて、組織の実態解明を進めています。 また名古屋地検は21日付で、29人のうち大坪裕介被告ら16人について、愛知県内に住む男性から現金500万円をだまし取ったとして、詐欺の罪で起訴しました。

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