東寺(京都市南区)の毘沙門堂のさい銭箱(20万円相当)が盗まれた事件で、京都府警南署は5日、窃盗の疑いで京都市下京区、無職の男(59)を逮捕した。「間違いない」と容疑を認めているという。 逮捕容疑は8月25日午後1時ごろ、毘沙門堂に設置されていた木製のさい銭箱(幅46センチ、奥行き27センチ、高さ31センチ)を盗んだ疑い。 同署によると、建物に固定されていたさい銭箱を取り外し、自転車の荷台に載せて運び去る男の姿が防犯カメラに写っていた。男は「さい銭箱は投棄した」という趣旨の供述をしているという。 先月30日、さい銭箱がなくなっていることに同寺の僧侶が気づき、近くの交番に届け出ていた。