警察官が免許更新に来た女性から1万円を盗んだ疑いの事件 他の住民も「現金がなくなった」と被害を訴える 広島・大崎上島

広島県大崎上島町の警察署分庁舎で、免許更新に来た女性から現金1万円を盗んだ疑いで警察官が逮捕された事件。女性以外にも「現金がなくなった」と被害を訴えている島の住民がいます。 竹原警察署所属の巡査長・増本慎也容疑者(31)は、6月、当時勤務していた大崎上島分庁舎で、女性(78)の荷物から現金1万円を盗んだとして、窃盗の疑いで8月30日に逮捕されました。 調べに対し増本容疑者は、容疑を認めているということです。 女性は当時、大崎上島分庁舎に免許更新のために訪れていました。増本容疑者は視力検査を担当していて、その最中に現金を盗んだとみられています。 しかし、女性以外にも免許更新の際にお金がなくなったと訴える人がいます。3月、島に住む男性(75)が、更新前の免許証が見当たらないことに気づき、警察官と探していたとき… 被害を訴える男性 「(警察官の1人が)『財布見せてもらえませんか』と言って、いきなり財布見せてと言うので、少し違和感があった」 財布の中を見ても免許証は無かったと言われ、その後、改めて車の中を探したといいます。 被害に訴える男性 「警察官2人とわしと、3人で車探しても無かった。わしは帰ろうと思ったら(警察官のうち1人が)追っかけてきて『携帯をわしの車に忘れた』と言った。それで助手席のところを開けたりしていたら『ありました』と言って、免許証と携帯が出てきたので、免許証を持って帰った」 その後、財布の中から1万円札5枚が、助手席前の収納スペースからは千円札50枚が入った封筒などが無くなっていたことに気がついたということです。 被害に遭った男性 「警察で取られたと言ったら『警察官は制服着て一応2人で行動することになっているので、警察官がやるのはあり得ない』と言われて。あり得ないと思ってもその間で金が無くなっとるのは確かだし…」 県警はこの男性から被害届を受理し、窃盗事件として捜査していると明らかにしました。

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