「スリングショット」と呼ばれるY字型のゴム製の道具を使ったとみられています。 筑紫野市の駐車場で、軽乗用車に石を放ち、フロントドアを破損させたとして、8日、長崎県交通局福岡営業所の職員の男が逮捕されました。 器物損壊の疑いで逮捕されたのは、三井郡大刀洗町に住む長崎県交通局福岡営業所の職員、上野政晴容疑者(63)です。 警察によりますと、上野容疑者は今年6月14日朝、筑紫野市にある長崎県交通局が管理する駐車場で、スリングショットのような道具を使って石を放ち、60代の同僚男性の軽乗用車の助手席側フロントドアを破損させた疑いが持たれています。 損害額は約17万円相当だということです。 被害者が「車に傷をつけられた」と110番通報、警察は駐車場内の防犯カメラの映像から上野容疑者の犯行と特定しました。 警察の調べに対し、上野容疑者は、「駐車場の石を放った記憶はあるが、被害者の車に向かって放った記憶はない」などと話し、容疑を否認しているということです。 上野容疑者は、2年ほど前から被害者との関係が悪かったということで、警察が経緯を詳しく調べています。