新浪氏の“辞任“は「早すぎ」か「妥当」か。サントリーの危機管理、判断の課題

サントリーホールディングス(HD)の代表取締役会長だった新浪剛史氏が、9月1日に辞任した。きっかけは、自身が購入したサプリメントをめぐり警察の捜査を受けていたことだ。新浪氏自身による経緯説明の会見はこちらの記事で詳細にまとめられている。 1899年に創業したサントリーは、酒類・飲料・食品を柱に成長してきた。持株会社であるサントリーHDは未上場で、いわゆる「家族企業」として知られる。 今回の決断は、家族企業におけるコーポレートガバナンスにどんな意味を持つのか ──。サントリーHDによる、警察の捜査が進む中での新浪氏の辞任公表会見をどう評価すべきか。危機管理広報やコーポレートガバナンスの専門家への取材から考察してみたい。

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