雑草と夜の明かりで空き家見分け窃盗繰り返した疑い 「家と仕事なく…」57歳容疑者、住民がいる住宅にも侵入

長崎県警佐世保署は8日、佐世保市内の空き家に侵入して盗みを繰り返した疑いで、住所不定の無職の男(57)=邸宅侵入、窃盗罪で公判中=を長崎地裁佐世保支部に追送検し、捜査を終結したと発表した。侵入と窃盗の数は計58件(未遂含む)、被害総額は472万円相当に上る。男は敷地の雑草が伸びていたり、夜に明かりがついていなかったりした一戸建てを狙っていたという。(古川泰裕) 署によると、男は2022年7月から今年5月にかけて市内の複数の空き家に侵入し、現金やバッグのほか、指輪や首飾りなどの装飾品を盗んだ疑い。空き家だと思い、住民がいる住宅に侵入したこともあったという。 盗品は古物商などで売却し、市内のインターネットカフェに寝泊まりしていた。「家と仕事がなく、(得た金は)生活費や遊興費に充てた」と供述しているという。 男は5月中旬、1月に市内の空き家に侵入して30万円相当のバッグを盗んだ疑いで逮捕された。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加