福岡県久留米市で9日午前、酒を飲んだ状態で車を運転したとして自称アルバイトの20歳の男が逮捕されました。男は車で電柱に衝突した後、近づくパトカーに気づき逃げようとしたとみられています。 警察によりますと、9日午前9時前、福岡県久留米市合川町の国道で「車両が道路上で停車して、運転手が寝込んでいる」と目撃した人から警察に通報がありました。 警察が駆けつけたところ、目撃された場所から60メートルほど離れた電柱に、乗用車が衝突していました。パトカーが近づくと車は一度バックしてから発進しました。40メートルほど走行しましたが、渋滞で止まったということです。 運転していた男にケガはありませんでした。 酒の臭いがしたため呼気を調べたところ、基準値の3倍を超えるアルコールが検出され、警察は男を酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕しました。 逮捕されたのは、久留米市の自称アルバイト、田中優良容疑者(20)です。警察の調べに対し「飲食店で焼酎などを飲んで運転した」と容疑を認めています。 「パトカーが見えたので、捕まるとまずいと思い運転を始めた」と話しているということです。