笑顔の指名手配犯“桐島聡”とは何者だったのか?北沢夏音が語る映画『「桐島です」』

約49年の逃亡生活の果て、2024年1月に偽名で入院、末期の胃がんとわかり、本名を明かした4日後に亡くなった桐島聡(きりしま・さとし)。彼がいかにして新左翼過激派集団「東アジア反日武装戦線」のメンバーとなり、爆弾犯として指名手配され、その後どんな逃亡生活を送ったのか──。 そんな桐島聡の半生を、事実に基づくフィクションとして描いたのが映画『「桐島です」』だ。ライター・編集者の北沢夏音は、『「桐島です」』で主人公・桐島聡を演じた毎熊克哉の微笑みが印象的に写るポスタービジュアルを見た瞬間、「この映画は傑作になる」と確信したという。 北沢が『「桐島です」』や映画の時代背景を語る『Quick Japan』YouTubeチャンネルにアップされた動画を引用しながら、作品の見どころや“桐島聡”という人物を生み出した1970年代の時代背景を紐解いていく。

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