口座売却の疑いで警視庁巡査部長を再逮捕 特殊詐欺に利用されたか

譲渡する目的で銀行口座を開くなどしたとして、警視庁は10日、築地署地域課の巡査部長、米川和行被告(40)=世田谷区若林4=を免状不実記載と詐欺の疑いで再逮捕した。「報酬欲しさに口座を開設しました」と容疑を認めているという。 再逮捕容疑は2024年10月ごろ、うその住所を書いた保険証を世田谷署に提出し、運転免許証の住所欄に事実と異なる記載をさせた上、その免許証を使って今年4月ごろ、他人に譲渡する目的で2行の銀行口座を開設したとされる。 警視庁によると、米川容疑者は六つの銀行口座を売却。それらの口座には特殊詐欺などの被害金約7000万円が振り込まれ、全て引き出されていた。 米川容疑者は8月に詐欺と有印公文書偽造・同行使容疑で逮捕され、今月5日に起訴されていた。【深津誠】

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