虚偽の書類を提出し、保険会社から休業損害補償金をだまし取ったとして、警視庁新宿署は、詐欺の疑いで、東京都世田谷区松原、派遣会社社員、森山裕之被告(52)=詐欺未遂罪で起訴=を再逮捕した。「過去にも架空請求したことがあり、同じ手口でだまし取れると思った」と容疑を認めている。 再逮捕容疑は7年1~2月、以前働いていた会社に勤務し続けているように装い、保険会社に虚偽の休業損害証明書と源泉徴収票を提出し、休業損害補償金約82万円をだまし取ったとしている。 新宿署によると、森山容疑者は別の保険会社に対する同様の詐欺未遂事件で逮捕、起訴されており、捜査の過程で今回の事件が発覚した。新宿署は平成31年以降で、総額約1700万円分の休業損害補償金を不正請求したとみて捜査している。