県の観光キャンペーンで助成金を不正に受け取ったとして逮捕・起訴されていた78歳の女が業務上横領などの疑いで再逮捕されました。 業務上横領と電子計算機使用詐欺の疑いで再逮捕されたのは、鹿角市で「五の宮のゆ」を経営していた東日本観光の社長の女(78)です。警察によりますと、女は3年前、当時の従業員とともに県の観光支援事業で、紙のクーポンおよそ120万円分を自らの資金に充てるため横領した疑いが持たれています。さらにおととし、本来は観光支援事業の利用者に配布される電子クーポン取得用のカードを不正に利用し、正規の利用を装ってあわせて90万円相当の電子クーポンを発行して、不当に利益を得ていた疑いが持たれています。女は今年1月に詐欺容疑で逮捕され2月に起訴されています。警察は余罪や他に起訴された2人の元従業員の関与も含めて捜査をすすめています。