米活動家カーク氏射殺の容疑者拘束報道 トランプ氏も「ほぼ確実に」

トランプ米大統領に近い保守活動家のチャーリー・カーク氏(31)が射殺された事件で、ロイター通信は12日、捜査当局が容疑者を拘束したと報じた。関係筋の話として伝えた。トランプ米大統領も同日、米FOXニュースのインタビューで「ほぼ確実に容疑者を拘束したと思う」と語った。 事件は10日、西部ユタ州の大学の屋外イベントで発生した。捜査当局によると、容疑者は建物の屋根に上って射撃場所に到着。発砲した後、建物の反対側から飛び降りてキャンパスの外に脱走し、近隣住宅地へ逃走した。大学生ぐらいの年齢とみられ、逃走した森林地帯では使用したとみられる威力の高いライフル銃を回収し、連邦捜査局(FBI)の研究機関で分析している。 FBIが11日に重要参考人の写真として公表した画像では、米国の国旗などが描かれた黒い長袖シャツと暗い色のズボン、黒い帽子を身につけ、サングラスをかけた人物が写っていた。FBIは、犯人の特定や逮捕につながる情報の提供者には、最高10万ドル(約1470万円)の報奨金を提供するとして情報提供を呼びかけていた。 トランプ氏は、カーク氏に米国で文民最高位の勲章である「大統領自由勲章」を授与する考えを示している。【ニューヨーク八田浩輔】

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