韓国特検、「3回出頭拒否」旧統一教会・韓鶴子総裁の逮捕状請求を示唆

尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領夫人のキム・ゴンヒ女史をめぐる疑惑を捜査するミン・ジュンギ特別検察官(特検)チームは15日、3回の出頭要請のいずれにも応じなかった旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁の逮捕状請求の可能性を示唆した。 キム・ヒョングン特別検事補は記者団に「(韓総裁が)今日出頭しなかったため、3回目の出頭拒否として処理し、被疑者側の自主的な出頭の意思とは関係なく、法と原則にのっとり、捜査日程を検討して進める予定」だと述べた。 韓総裁は、8日と11日に続き15日の3回にわたり特検チームから出頭要請の通知を受けたが、そのたびに呼出調査の直前に健康問題を理由に欠席した。前日に韓総裁側は、特検チームが逮捕状請求の意向を表明すると、ただちに「17日または18日に自主的に出頭する」と表明した。キム特別検事補はこれについて、「現時点では出頭の日程を調整する計画はない」と断言した。特検チームは、韓総裁側が意図的に調査を回避しているとみなし、追加の出頭の日程調整はせず、逮捕状を請求して身柄を確保する方針であることがわかった。通常、捜査機関は、被疑者が3回の出頭要請に正当な理由なしで応じない場合、逮捕状などの強制捜査に着手する。 また、特検チームは、キム女史一家によるソウル楊平(ヤンピョン)高速道路終点変更の特恵疑惑をめぐり、国土交通部の妥当性調査に実務面で関与したK書記官の拘束令状をこの日請求した。特検チームは、K書記官が職務に関連して、ある業者から金品を受け取った疑い(特定犯罪加重処罰法の収賄)を把握したことが判明した。K書記官は、ソウル楊平高速道路の終点路線が、キム女史一家の保有する土地が集まっている楊平郡江上面(カンサンミョン)に変更される過程に関与した疑いが持たれている。 パク・チヨン記者、クァク・チンサン記者 (お問い合わせ [email protected] )

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