1999年に川崎市の川崎信用金庫支店で起きた強盗殺人事件は16日、未解決のまま26年を迎えた。青葉署は12日、横浜市青葉区の同信金市が尾支店で、強盗対策訓練を実施。職員らと共に、事件発生時の対応手順を確認した。 事件は、川崎市幸区の同信金遠藤町支店で発生。副支店長の小谷部清彦さん(当時53歳)が猟銃で撃たれて死亡した。容疑者の男は逃走し、いまだ逮捕に至っていない。 訓練では、2人組の強盗犯を演じた警察官が「金を出せ」とナイフを職員に突きつけ、職員の女性を人質に取った。同信金では事件を忘れないため、毎年2店舗で訓練を行っているという。【清水夏妃】